「うに専門店 世壱屋(よいちや)」(余市町)と「函館海鮮居酒屋 魚まさ」(函館市本町)のコラボレーションによる丼店「うに専門店世壱屋 函館魚まさ店」が4月28日、オープンする。
世壱屋は、地元・余市町をはじめ道内各地で取れたウニを盛り付けた「5大うに食べ比べ丼」がSNSや各種メディアで話題を呼び、全国から多くの客が訪れる名物店。生の状態での取り扱いが難しいウニを風味や食感・うまみを保ったまま輸送できる技術「生うに熟成製法」を開発し、百貨店の催事にも積極的に出店。札幌商工会議所が選ぶ「北の起業家表彰」では、2021年度の奨励賞を受賞している。
今回は「魚まさ」との提携により、夜は居酒屋として営業する同店で昼の時間帯(11時~14時)のみ「世壱屋」としてのれんを掲げることに。北海道産を中心に産地や種類が異なる5種類のウニを盛り付けた「5大うに食べ比べ丼」(6,600円)のほか、函館限定のメニューとして、紫ウニとバフンウニそれぞれの生と炙(あぶ)りを盛り付けた「函館近海うに食べ比べ丼」(7,150円)、さばいたばかりのヤリイカまたは真イカを盛り付けた「函館活いか踊り食い丼」(時価)を提供する。銀座の高級すし店をはじめ、全国から引き合いがあるマグロ専門仲卸「やま幸」(東京都江東区)から仕入れたマグロのさまざまな部位が味わえる「本鮪(まぐろ)5種食べ比べ丼」(3,850円)、本マグロとウニの両方を盛り付けた「うに本鮪5種食べ比べ丼」(4,950円~)も用意する。米は、酢めしと白米から選べる。
魚まさを運営する函館フーズプランニングの高野信子社長は「コロナ禍で2年間辛抱してきたが、今後も食で函館を盛り上げていきたい。個室で5種類のウニを食べ比べできるのは当店ならでは。世壱屋と力を合わせて、これを楽しみに函館に来てくれるお客さんを一人でも増やしていけたら」と期待を込める。