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ブリ急増の函館に「地ブリショップ」 ブリ塩ラーメンなど新たな食べ方提案

函館朝市にオープンした「地ブリショップ」

函館朝市にオープンした「地ブリショップ」

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 近年函館で漁獲量が急増しているブリを用いたハンバーガーやラーメンなどを提供するアンテナショップ「函館朝市地(じ)ブリショップ」(函館市若松町)が7月18日、函館朝市えきに市場内にオープンした。

「函館ブリたれカツバーガー」「函館ブリ塩ラーメン」などのメニューをその場で提供する

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 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海の問題解決に向けたさまざまな取り組みを展開する一般社団法人「ブルーコモンズジャパン」(旭町、旧はこだて海の教室実行委員会)が運営する同店。「ブリを通して人と海をつなぐ」をテーマに、ブリの消費拡大と地元の食文化への定着を目指して同法人が考案した函館ブリ塩ラーメン(850円)、函館ブリたれカツ(250円)、函館ブリたれカツバーガー(450円)の3品を店内飲食メニューとして提供する。

 持ち帰りできるブリ商品として、同法人のオリジナル商品と道南の企業が手がけるブリ加工品を取りそろえた。オリジナル商品は、ツナ缶と同じように使える「地ブリのオイルフレーク」(486円)と土産用の「函館ブリ塩ラーメン」(1箱2食入り、972円)。道南の企業が手がける商品は、砂糖と塩で味付けしたブリを炭火でじっくりいぶした「ぶり燻」(486円)、生き締めしたブリを塩漬けして生ハム風に仕上げた「ぶりハム」(453円)、トマトとリンゴ酢でブリをマリネした「函館産ブリのマリネ トマト仕立て」(648円)の3品を揃えた。

 初日は「海と日本プロジェクト」特別推進パートナーのサザエさんと同法人の菅原雅仁代表理事、函館朝市協同組合連合会の藤田公人理事長がテープカットを行い、店のオープンを祝った。

 同法人事務局長の国分晋吾さんは「ブリをおいしく食べてもらいながら、ブリ急増の背景にある海洋環境の変化について考えてもらえたら」と期待を込める。

 営業時間は8時~14時。水曜定休。

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