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函館・富岡町に「たこ焼き菜々」復活 ダーツ選手からたこ焼き店へ転身

代表の對馬さんと富岡店の店長

代表の對馬さんと富岡店の店長

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 函館・富岡町の「たこ焼き菜々 富岡店」が9月6日に復活した。

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 代表の對馬裕佳子さんはもともと東京で活躍していたプロダーツプレーヤーだったが、がんを患いダーツの活動を休止。状況が一変し、生き方を模索する中で候補に挙がったのが、「たこ焼き屋」だった。その後、SNSで函館にある「たこ焼き菜々」売却の告知を目にし、出身が青森県ということもあり函館には親近感を抱いたこともあり交渉を開始。その時は実現に至らなかったが、その後再度売却の告知を見つけ再び交渉し、2017(平成29)年10月に店を引き継いだ。

 2018(平成30)年11月に立ち退きに遭い、移転先をツイッターで募集したところフォロワーから湯の川地区を紹介され、2018(平成30)年12月には湯の川店がオープンした。現在は12種類のたこ焼きと8種類のタピオカジュースを提供し、人気店となっている。對馬さんは「経営が未経験の自分が一度に焼ける量には限りがあり、お客さまを待たせてしまうこともあった。待ってくださったお客さまに育てられ、努力のかいもあって今の自分があると思う」とほほ笑む。

 富岡の店舗も「またやってほしい」という客からの声も届いていた。「(引き継ぎ前も含め)25年以上も続いていた富岡店は町の風景の一部。なおさらもう一度富岡でやりたいという思いが強かった」ことから今回、再オープンにこぎ着けた。9月5日のプレオープン時には約100人の行列ができた。

 對馬さんは「ダーツをやっていた頃に比べて顔が穏やかになり、笑顔が増えた。お客さまからは『お店を引き継いでありがとう』という声も頂いた。今後はフランチャイズ化を狙って、生まれ故郷でもある青森にも出店をしたい」と意気込みを見せる。

 「富岡店」ではたこ焼きは10個400円、20個800円と10個単位で購入が可能。味も10個単位で「ソース」「牡蠣だし醤油」などから選ぶことができる。そのほか、10月からは焼きそばも提供する予定。

 営業時間は12時~21時。

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