「月村朝子 スケッチ展」が9月14日、函館市入舟町のカフェ「のらいぬ」で始まる。会場には画家・月村朝子さんのスケッチなどの絵画27点とオリジナルコミックを1点展示。15年ほど前に描いた函館の絵も飾られる。
以前は横浜在住だった月村さんは2011(平成23)年に七飯町に移住。祖父母が函館在住で、自身もよく函館に訪れていたことから、いずれは函館に移住したいと考えていたという。現在は絵画教室を開きながら制作活動をしている。教室には53人の生徒が通っており、中には奥尻島から通っている人もいるという。
月村さんは「七飯町は環境も素晴らしく、色彩豊かな子どもが多い。そうした子たちの才能を伸ばしていきたい。自分自身では失敗した絵だと思えてしまっても、実は失敗じゃないんだよと、絵を描く楽しみを教えていきたい」と話す。
今回の会場は、ツイッターで決まった。「のらいぬ」に訪れた際に描いたスケッチを月村さんが自身のツイッターで公開したところ、直接「のらいぬ」の店主から連絡があり、店内で展覧会をしないかという打診を受けた。そのときの絵も展示される。「『のらいぬ』を訪れたお客さんはもちろん、店主にも喜んでいただきたい。スケッチ展では自分の気持ちのやわらかいところを伝えられたら」と月村さん。
作品は全て販売も行う。営業時間は12時~17時(ランチは混み合うため14時過ぎの訪問を勧める)。10月10日まで。