スマートフォン向け位置情報ゲームアプリ「ポケモン GO」のキャンペーン「日本の坂をGOしよう」が12月16日に始まるのに合わせ、函館の基坂を舞台にしたテレビCMの放映も同日、始まった。
心地よい汗をかく、坂の上のまだ見ぬ景色に胸を躍らせる、上り切った達成感を味わうなど、誰もが一度は体験している坂の魅力に焦点を当て、「ポケモン GO」を通じて外の世界を歩く楽しさを発信する同キャンペーン。女優の高畑充希さんが各地の坂を訪ね、ポケモンを探しながら歩くテレビCMシリーズを展開する。
シリーズ第1弾となる函館編は、かつて箱館奉行所があった元町公園と函館湾に面した海上自衛隊函館基地隊とを結ぶ基坂を、「ポケモン GO」をプレーする高畑さんが歩く。「カビゴン」「マダツボミ」「キャモメ」などのポケモンも登場する。
函館の雰囲気について、高畑さんは「最後の(元町)公園からの景色が美しくて、函館の澄んだ空気と相まって癒された。景色のおかげでのびのびとした坂散歩ができた」とコメントを寄せた。
テレビCMの放映に合わせ、同日よりゲーム内に登場する「ポケストップ」を現実化した全長約4メートルの「リアルポケストップ」が基坂沿いのペリー広場に出現する。設置は2023年3月12日までで、1月3日までは同所付近でゲームをプレーするとCMに登場する5体のポケモンが出現しやすくなるという。
函館市観光部の担当者は「多くの観光客の皆さまに訪れていただき、函館での『ポケモン GO』体験とともに、異国情緒あふれる街並みやグルメなど、函館の魅力を楽しんでもらえたら」と来街を呼びかける。