かまぼこの製造販売を手がける「いなみ食品工業」（森町新川町）が、本物のカニを使ったカニかまぼこ「プレミアムかに天」を開発した。1月6日から毎週金曜、工場で直売している。

「かまぼこ屋台フライデー」への来場を呼びかける稲見さん

　毛ガニの産地として知られる噴火湾沿いに工場を構える同社。プレミアムかに天は、ひねりを加えた「進化系かまぼこ」として社長の稲見浩二さんが考案した。北海道産のスケトウダラを使ったすり身に噴火湾産の毛ガニのむき身を練り込み、カニの甲羅に詰めて揚げる。その後さらに毛ガニのむき身を山盛りにのせた。毎週金曜、工場内で揚げたてのかまぼこを1枚から販売する「かまぼこ屋台フライデー」の限定商品として販売している。1個2,000円で、1日10個限定。

　「噴火湾産の毛ガニはうまみが強く、カニの濃厚な味わいが広がる。プレミアム感を楽しんでもらえたら」と稲見さん。今後は、その場で揚げたかまぼこを販売する移動販売車「かまぼこ屋台フライカー」でも、毛ガニを使った手頃な値段の商品を提供していく考えだという。

　かまぼこ屋台フライデーの営業時間は金曜10時～19時。