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函館「あうん堂」で遺愛出身作家が2人展「遺愛ちゃんがゆく!」 合作展示

壁一面に並ぶ、ひづめみか~るさんと佑木さんの合作

壁一面に並ぶ、ひづめみか~るさんと佑木さんの合作

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 遺愛女子高校出身のイラストレーターひづめみか~るさんと写真家の佑木瞬さんの展示会「遺愛ちゃんがゆく!」が9月18日から、函館の「あうん堂」(函館市松風町)で開催されている。

 佑木さんからの声掛けから始まった同展。「遺愛女子高校の同窓会だよりで同じページにひづめみか~るさんが掲載されていたことや、今金のポンポンチセというカフェで2人とも個展を行った経験があるなど共通点があったため『一度お会いしたいです』とご連絡しました」と話す。

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 会場には、佑木さんが撮影した写真にひづめみか~るさんのイラストを重ねた作品が壁一面に並ぶ。写真は遺愛学院本館で撮影。同館は現在修復工事中で、公開最後のタイミングだったという。「(学生時代は)『絵の仕事をしたい』とは思っていたが、地元や母校をテーマにした活動は想像していなかった」とひづめみか~るさん。佑木さんも「写真家になりたいとは思っていたが、こうして地元を愛して応援していくような活動をするところは想像していなかった」と話す。

 開催には苦心した点もあったという。佑木さんは「撮影期間が学校公開日の数時間しかなかった。作品を構築する間もないまま無我夢中で撮影をした。東京と函館を行ったり来たりしているので遠隔にいながら展示の準備を進めていたことも大変だった」と振り返る。ひづめみか~るさんも「写真だけでもドラマを感じさせる作品として成立しているので、そこに絵を載せることで写真の世界を壊さないようにしようと思った。制作期間が短かったのも苦労した点の一つだった」と話す。

 2人とも同校で学んだことは「女性としての自立」と話す。ひづめみか~るさんは「自立した女性の発想は古くから女子に教育を広めた遺愛ならではの指導のおかげかなと思っている」と話し、「学祭も体育祭も共学ならきっと男子学生が担うようなリーダーシップや力仕事などの部分も女子だけで行う。それは私たちにとっては当たり前のことだが、そういう認識を持てたことがフリーで活動していける強みと自信につながっている」と佑木さん。

 1874(明治7)年の創基年から145年を迎える遺愛学院。それぞれの分野で活躍する卒業生2人が開催する展示会について、ひづめみか~るさんは「作品を通して、見る人たちがそれぞれに想像したストーリーから、御自身の学生時代や母校、故郷に思いを寄せるきっかになったらいいなと思っている。単純にいうと『私は高校時代楽しかったよ!あなたは??』という思い。この展示が遺愛への支援になれたらうれしい」、佑木さんは「誰しもが持っている学生時代の思い出を振り返るきっかけになればいいなと思う。楽しくかわいく、母校への感謝も込めて私たちのやり方で支援できればうれしい」と、共に母校への思いを語った。

 営業時間は、カフェ=12時~17時、バー=19時~24時でワンオーダー制。同24日・25日は休業。今月27日まで。28日にはクロージングイベントが開催される(16時30分会場、17時開演)。

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