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はこだて自由市場に「大門食堂」 他店とのコラボメニューを積極展開

大門食堂を開いた大門伸啓さん

大門食堂を開いた大門伸啓さん

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 はこだて自由市場(函館市新川町)内に3月3日、総菜と弁当の店「大門(だいもん)食堂」がオープンした。

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 その日に仕入れた魚のフライや煮付け、肉料理などをメインにした日替わり弁当(500円)と「その日の総菜」(100円~)を中心に、そばやうどんなども提供する同店。自動車販売業などを手がける大門伸啓さんが、親交のあった同市場関係者から打診を受けて開いた。「飲食業は初めてだが、頼まれたことは断らない主義。亡くなった母が弁当店とそば店を経営していたこともあり、いつか自分も飲食店を開きたいと思っていた」と話す。

 市内や近郊の飲食店とのコラボレーションにも積極的に取り組み、中華料理店の店主が腕を振るう「ルーロー飯」やすし店特製のエビ天丼、焼き肉店の味が楽しめる焼き肉弁当などを次々に企画する。

 「飲食に関しては素人なので、変なプライドも固定概念もない。『何だか楽しそう』『次はどの店とコラボするんだろう』と面白がってもらえたら」と大門さん。「自由市場は、子どもの頃からよく来ていたなじみ深い場所。微力だが、自分たちが発信することでこれまで来たことがなかった人が市場に足を運ぶきっかけになれば」と期待を込める。

 観光客の来場も多いため、その場で手軽に食べられるメニューも考案。イカのすり身とゲソのぶつ切りを丸めて揚げた「イカ丸くん」(250円)や、チーズ入りコロッケ「じゃがコロくん」(100円)などを用意する。

 「なるべくできたてを提供したいので少しだけお待たせするかもしれないが、その間に市場を一回りしてほしい。『市場って楽しいな』『良い品があるな』と思ってもらえるはず。今後もお客さまを巻き込みながら、楽しいことを企画していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~14時。日曜定休。

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