丸井今井函館店(函館市本町)で開催する展覧会「連載完結記念ゴールデンカムイ展」に合わせた企画として、市内9カ所でのフォトスポット設置とラッピング電車の運行を行うことが決まった。
「最終決戦の地」函館 名所フォトスポットパネルイメージ ©野田サトル/集英社
「ゴールデンカムイ展」は、120点を超えるイラストや、作中に描かれた民具などの関連資料などを通して漫画「ゴールデンカムイ」の世界を追体験する展示会。これまで東京・京都・福岡・札幌の4会場で開催され、延べ32万人以上が来場した。函館は作中で最終決戦の舞台となった地であることから、会場だけでなく街なかでも関連企画を行うことで展覧会をさらに盛り上げる。
フォトスポットは、大型のパネルに主要キャラクター11人の名シーンを描いたもの。展覧会の会場となる丸井今井函館店1階正面玄関をはじめ、JR函館駅、函館空港、金森赤レンガ倉庫など、市内各所に設置する。一部のパネルは作中に描かれた五稜郭の郭内に設置される予定で、兵糧(ひょうろう)庫には土方歳三と永倉新八、井戸跡には白石由竹のパネルを、それぞれ置く。パネルの大きさは、幅=1メートル、高さ=1.8メートルで、井戸跡のパネルのみ、幅=0.7メートル、高さ=1.5メートルとなる。設置期間は7月22日~9月10日。
会期に先立ち7月15日、原作者の野田サトルさんがコミックス30巻・31巻の特典用に描き下ろしたイラストと同展のロゴで函館市電723号を装飾した「ゴールデンカムイ」ラッピング電車の運行を始める。運行期間は9月10日まで。
「連載完結記念ゴールデンカムイ展」は、丸井今井函館店7階催事場で7月22日から9月10日まで開催。開場時間は10時~18時30分(7月22日~23日と28日~30日は19時まで)。