展示や体験を通して宇宙開発の先端技術に触れる企画展「THE FUTURE iS SPACE-みらいは宇宙にある-」が7月22日、はこだてみらい館(函館市若松町)で始まった。
はこだてみらい館の企画展「THE FUTURE iS SPACE-みらいは宇宙にある-」が始まった
展示のメインは、超小型衛星に搭載したカメラで宇宙空間から地球を撮影するソニーの宇宙プロジェクト「STAR SPHERE(スタースフィア)」を疑似体験できるシミュレーター。軌道上を周回する衛星の向きを操作し、さまざまな方向・角度から地球や天体を観察する疑似体験ができる。
植松電機(赤平市)の宇宙開発に関する取り組みや、JAXA提供のH-2Aロケット模型、地球観測衛星模型などを見学できる展示コーナーも。リアルタイムな気象情報や他の惑星の姿などを球体のディスプレーに映し出すデジタル地球儀「スフィア」を自由に操作することもできる。
宇宙に関する動画を視聴できるコーナーや宇宙食販売コーナーも設けた。太陽系の惑星の模型を展示した部屋で宇宙飛行士の服を試着して記念撮影したり、ドローンを操縦して目的地に着陸させたりする体験もできる。
開催日限定で、ロケット発射台作りや宇宙に関するクイズ大会などのワークショップも開く。一部を除き事前予約制で、同館サイトで申し込みを受け付ける。
同館スタッフの桑村詩音さんは「新しい視点の発見ができるコンテンツを集めた。体験を通して、遊びながら宇宙についての知識を身につけてもらえたら」と来館を呼びかける。
開館時間は10時~20時。入館料は300円(未就学児無料)。8月20日まで。