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函館のキッチンカー「てつまるケータリング」 10円パンの販売始める

10円硬貨を模した「10円形パン」

10円硬貨を模した「10円形パン」

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 キッチンカー「てつまるケータリング」を経営するセキュリスト(函館市美原5)が10月7日、全国的なブームとなっている「10円パン」の販売を始める。

10円硬貨を精密に再現した型で焼き上げる

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 韓国の10ウォン硬貨を模した「10ウォンパン」を10円硬貨で再現した「10円パン」は、カステラ風の生地にモッツァレラチーズを挟んで焼き上げた屋台スイーツ。てつまるケータリングは、韓国発祥のチーズハットグや巨大ワッフルをブームに先駆けて販売していたことから、「10円パンも扱ってほしい」との要望が度々寄せられていたが、「機が熟すのを待っていた」という。

 「ワッフルの時は、これから流行すると思っていち早く販売を始めたが、早すぎたせいか、しばらくは流行に敏感な人や韓国に興味がある人にしか分かってもらえなかった」と社長の明上哲之さん。研究のため道外に赴いて10円パンを買い求め、味や製法などを分析し、ブームが世間に浸透したタイミングで販売を始めることにしたという。

 これまでも「家族に食べさせたい」と持ち帰りを希望する人が多かったことから、時間がたっても固くならないよう、独自の配合でカステラ感を強めた生地を採用。生地との相性を考慮し、水分量が少ないデンマーク産またはドイツ産のモッツァレラチーズを使う。焼き台は韓国製で、「10」の数字の縁取りや平等院鳳凰堂の屋根瓦など、10円硬貨の細部を精密に再現している型を選んだ。明上さんは「表面はサクサク、中はしっとり柔らかい生地。とろけて伸びるチーズとの一体感を楽しんでほしい」と話す。

 価格は500円。価格の誤解を防ぐため、「10円形パン」または「コインパン」の名称で販売する。道の駅「なとわ・えさん」(日ノ浜町)内で同社が経営する「ナトワカフェ」で9月24日、200個限定で先行販売する。正式販売は10月7日、ポールスターショッピングセンター(港町)でのイベント出店からとなる。

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