函館市の職員がリニューアルに協力したカップ麺「ニュータッチ凄麺 函館塩ラーメン」が2024年1月15日、発売される。
函館市職員のアドバイスでスープに使う昆布を真昆布に切り替えた
カップ麺で全国各地のラーメンを再現する「ご当地シリーズ」のラインアップとして、ヤマダイ(茨城県八千代町)が手がける同商品。北海道三大ラーメンの一つに数えられる函館塩ラーメンを再現した商品として2007年から販売してきた。
発売から18年目を迎えるにあたり、「より地元で親しまれる商品」を目指して函館市経済部食産業振興課に協力を依頼。複数の同課職員による試食とアドバイスを踏まえ、スープに使う昆布を道内他地域産から函館を主産地とする真昆布に切り替えた。スープのベースである魚介と畜肉のバランスも見直し、「淡麗ながら深みがあり、飽きのこない塩ラーメンスープ」に仕上げた。具材もネギのサイズを大きくし、存在感や食べ応え、彩りの良さを高めた。
ふたの表にあるキャッチコピーは、北海道産の真昆布のうまみを強調する表現に変更。「協力:函館市」の文言も追加した。ふたの裏面には、函館市と函館ラーメンの魅力を発信する市職員のメッセージを載せる。
「さまざまな店を食べ比べながら要素を吸収し、市経済部のアドバイスを頂きながら、誰にでも親しまれる『ど真ん中』の味を考えた」と同社広報室。市食産業振興課の田中麻衣子課長も「真昆布を使うことで、より函館らしい塩ラーメンに仕上がった。すっきりして味わい深い塩ラーメンを全国の皆さんにカップ麺で楽しんでいただき、ぜひその次は本場の塩ラーメンを食べに函館に来てもらえたら」と期待を込める。
価格は1個(108グラム)275円。全国のスーパーマーケットやドラッグストアなどで販売する。