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函館で「名探偵コナン」特別イベント 映画公開に合わせロケ地巡り呼びかけ

「名探偵コナン」新作映画のティザービジュアルなどに描かれている五稜郭

「名探偵コナン」新作映画のティザービジュアルなどに描かれている五稜郭

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 函館市が舞台となる映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」公開に合わせ、同作品とコラボレーションした特別イベントの実施が計画されている。

「100万ドル」と称されることもある函館夜景

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 劇場版「名探偵コナン」シリーズの27作目に当たる同作品は2024年4月12日公開。函館を舞台に「天下分け目のお宝争奪バトルミステリー」が繰り広げられることが予告されており、既に公開されているティザービジュアルや特報映像にも五稜郭が印象的に描かれている。

 市は、映画公開後に「聖地巡礼」で函館を訪れるコナンファンに楽しんでもらうため、函館商工会議所と函館観光コンベンション協会を加えた3者で実行委員会を作り、官民一体となって歓迎ムードを盛り上げたい考え。作品に描かれた場所や観光施設などにキャラクターの等身大パネルを設置し、フォトスポットとして提供するほか、作品のロケ地を掲載したマップを配布し、ファンや市民の聖地巡礼を促進する。

 作品のロケ地を中心に市内を巡るスタンプラリーも計画。詳細は未定だが、達成すると抽選でコナンのグッズが当たるなどの内容を想定しているという。駅や空港など市内の主だった場所には、映画のビジュアルを使ったフラッグを掲出し、ファンへの歓迎を表すと共に地元の盛り上がりや一体感を演出する。函館市電1両はコナンのラッピング車両とし、車内にも映画のポスターやPR素材を掲出する。声優の音声を車内放送で流すことも検討しているという。これらのイベントに用いるため、函館ならではの描き下ろしイラストを制作する予定。いずれも映画公開日にスタートする。

 函館市観光部観光誘致課によれば、これまでも映像作品のロケ支援は行ってきたが、市が旗振り役となって個別の作品と連動したイベントを実施するのは今回が初めて。市は「函館×名探偵コナン」特別イベント開催負担金として、今年度の補正予算で1,000万円を計上。来年度も同額を計上し、計2,000万円を用意する。中村幸信課長は「間もなく連載30周年を迎えるコナンはファン層が幅広く、国内だけでなく海外にも熱心なファンが少なくない。市民や観光業界関係者からも『コナンの映画楽しみだね』との声を多く頂いている。地元の期待感や歓迎の気持ちがファンの皆さんに届くよう、しっかり準備を進めていきたい」と話す。

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