函館西部地区を舞台にLINEのメッセージを頼りに謎解きに挑むゲームイベント「函館元町街歩き謎解き」が4月1日、始まった。
LINEで届くメッセージに答えて目的地に向かい、謎解きに挑戦する
プレーヤーが探偵になり、犯人が残したカードを手がかりに「函館の宝」を盗んだ怪盗を追うストーリー。探偵の助手を務めるキャラクター「赤松こまみ」からスマートフォンに届くLINEメッセージに答えることでストーリーが進むスタイル。謎を解くには実際に西部地区を歩き回る必要があり、謎解き達成には2~3時間かかるという。五島軒本店(函館市末広町)や函館市地域交流まちづくりセンター(同)などに掲示されているポスターのQRコードをスマートフォンで読み込むと、「赤松こまみ」からメッセージが届くようになる。
普段から気の合う仲間たちと謎解きゲームやボードゲームを楽しんでいるリキさんとショウコさんの夫婦から成るユニット「アトリエぶんぷく」が企画・制作を手がけた。2人が挙式と披露宴を行った約1年前、遠方から出席する友人たちに元町周辺の街歩きを楽しんでもらおうと作った謎解きゲームが原型。当時は謎解きの用紙を配ったが、せっかくなら多くの人に楽しんでもらおうと難易度などを調整し、誰でも無料で参加できるようスマートフォンだけで参加できるよう改良した。
「もともと、限られた時間内で函館のおいしい部分を楽しんでもらえたらと考案した謎解きゲーム。今後も、五稜郭や大沼公園など『函館・道南のここが面白い』という場所を舞台に謎解きを作れたら」とリキさん。ショウコさんも「函館を離れてしまう若者も多いが、街を実際に歩くことで地元の良さに気付いてほしい。ゲームの途中で中断したり日を改めたりしてもいいので、天気のいい日に街歩きを楽しんでもらえたら」と呼びかける。