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函館近海産マイワシで「ハコダテアンチョビソース」 調理での使いやすさ追求

函館近海産マイワシを使った「ハコダテアンチョビソース」

函館近海産マイワシを使った「ハコダテアンチョビソース」

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 函館を拠点に活動する一般社団法人「ローカルレボリューション」が10月4日、函館近海産のマイワシで作った調味料「ハコダテアンチョビソース」を発売した。

マイワシを塩漬けにしたハコダテアンチョビーをペースト状に

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 未利用食材を活用した地域振興などに取り組む同法人。函館近海で大量に水揚げされるが大半が飼料として加工され、食用としてはほとんど利用されていなかったマイワシの新たな活用法として、マイワシを塩漬けにして発酵させた「ハコダテアンチョビ」を考案。2022年9月に瓶詰め商品として発売した。未利用魚の活用事例としてメディアに紹介されることも多く、北海道が表彰する「令和5年度北海道新技術・新製品開発賞」の食品部門で大賞を獲得するなど公的な評価も得てきた。

 今回発売した「アンチョビソース」は、マイワシに塩を加えて発酵させたハコダテアンチョビをペースト状にし、ニンニクや香辛料などで味付け。こんにゃく由来の凝固剤を使い、使いやすさと、ほど良い食感を生み出した。ハコダテアンチョビの瓶詰め商品は、マイワシを3枚におろした「フィレ」を米油に漬けた状態で販売しており、「調理する必要があり、気軽にアンチョビーのうまみを楽しむうえでハードルがあったのも事実」と同法人代表の岡本啓吾さん。副代表でシェフの齊藤亘胤(のぶつぐ)さんがレシピを監修し、調理に使いやすいソースに仕上げた。岡本さんは「ゆでたパスタにあえるだけで本格的なアンチョビーパスタに、トーストに塗って焼けば香り高いアンチョビートーストに。その他、さまざまな用途に気軽に利用してもらえたら」と呼びかける。

 1瓶130グラム入りで、価格は1,188円。無印良品シエスタハコダテ地下、福田海産、函館空港旅客ターミナルビル内「THE HAKODATE DEPART(ザ・ハコダテデパート)」で、初回600本限定で販売する。

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