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函館で「シーニック de ナイト」用キャンドル製作体験 道南13カ所で点灯

溶かしたろうを入れた牛乳パックを転がして角柱型のワックスキャンドルを製作

溶かしたろうを入れた牛乳パックを転がして角柱型のワックスキャンドルを製作

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 手作りのキャンドルを屋外にともすイベント「シーニック de ナイト2020」に使うワックスキャンドルの製作体験会が1月19日、Gスクエア(函館市本町)で開催された。

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 シーニックバイウェイ北海道「函館・大沼・噴火湾ルート」の連携した取り組みとして2006年に始まり、年々規模を拡大。今年は、函館市、北斗市、七飯町、森町、八雲町の2市3町で国道や道道の沿線、観光施設や公園など過去最多の13カ所で計6000本のキャンドルをともす。

 この日の体験会では、2月1日・2日にシエスタハコダテ前(本町)から五稜郭タワー(五稜郭町)までの歩道上に設置するキャンドルをGスクエアの職員や一般市民らが製作。溶かしたろうを牛乳パックの空き箱に注いで封をし、台の上で転がしながら冷やして均一に固め、中が空洞になった角柱型のワックスキャンドルを作った。底面にろうそくを固定して火をともすことで、ワックスキャンドル全体がほのかな明かりに包まれるという。

 シエスタハコダテ前から五稜郭タワーまでの路上が「シーニック de ナイト」の会場になるのは初めて。シエスタハコダテを運営するSPC函館本町開発の岡本啓吾さんは「路面電車を降りてから五稜郭まで歩く観光客に、ワクワクする体験を提供したいと常々考えていたので参画を決めた。イベント当日は農産物の産直市や野菜のスープ販売などを計画しており、いずれはキャンドルを見ながらスープを飲んで歩く体験を冬の風物詩にしていきたい」と夢を描く。

 実行委員会の代表を務める折谷久美子さんは「製作体験会をたまたま見かけたり、参加したりすることでイベントを知ってくれる人も少なくない。今年は雪が少ないが、キャンドルの明かりがつくる美しい景色を多くの市民や観光客に楽しんでほしい」と話す。

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