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函館市が羽田発「ワーケーション体験ツアー」 JTBが個別コーディネート

ツアーで利用できる函館市内のコワーキングスペース

ツアーで利用できる函館市内のコワーキングスペース

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 函館市は8月24日から、首都圏のIT関連企業やワーケーションに関心を持つ企業に勤める人を主なターゲットとした「ワーケーション体験ツアー」を実施する。

観光・温泉・食など多彩な魅力を持つ函館でワーケーションが体験できる

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 観光地やリゾート地で休暇を楽しみながらテレワークなどで仕事をする新しい働き方を意味する「ワーケーション(ワーク+バケーション)」。函館市は昨年10月~11月、初めてのワーケーション体験ツアーを本州方面の企業を対象に行い、38社67人が参加。「いつもより効率的に仕事に取り組めた」「仕事の疲れがリフレッシュできて、一日を充実して過ごせた」「環境が変わることでやる気が出た」などの好意的な声が参加者から寄せられたという。

 2年目となる今年は「気候の良さやアクティビティーの充実など、函館の魅力をPRするのにベストな時期」として、実施時期を8月~9月に設定。羽田空港発3泊4日と同6泊7日の2種類のコースを用意し、函館の文化と産業に触れる体験学習やアウトドア体験などの観光体験、企業視察や企業とのマッチング、ワーケーション導入セミナーなど「選べるプログラム」を豊富にそろえた。函館市から受託したJTB北海道事業部のコンシェルジュが参加者の希望や関心に合わせ、滞在中の過ごし方を事前にコーディネートする。ワーケーション推進事業の一環であるため、観光を主目的とした参加はできない。

 体験ツアーへの参加は、企業に所属していることが条件。滞在中は、函館市臨海研究所(函館市大町)、函館大三坂オフィス(末広町)など5カ所のコワーキングスペースが利用できる。「会議用の個室を用意したい」「ホテルの会議室を用意したい」などの希望にも応じる。

 宿泊施設は、センチュリーマリーナ函館、函館国際ホテル、HAKODATE男爵倶楽部(以上、大手町)、湯の浜ホテル、花びしホテル(以上、湯川町)。旅行代金の一部を函館市が負担する。函館市負担分を差し引いた支払い実額は、3泊4日(出発日8月24日・31日、9月2日・4日・7日・9日・14日)=2万9,000円~5万8,000円、6泊7日(出発日8月24日、9月7日・21日)=5万1,000円~10万5,000円。各回定員10人。専用サイトで各出発日の3週間前まで申し込みを受け付ける。

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