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函館「ダイニング五稜郭 彩葉」ホテル閉館で閉店へ 7日から最後のフェア

「感謝の気持ちを込めて最後までお客さまをもてなしたい」と話す伊藤さん

「感謝の気持ちを込めて最後までお客さまをもてなしたい」と話す伊藤さん

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 ホテル「ドーミーイン函館五稜郭」1階で営業してきた飲食店「ダイニング五稜郭 彩葉(いろは)」(函館市本町)が9月10日で店舗営業を終了する。

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 同店は「朝もぎ野菜ダイニング彩り家」として2012(平成24)年に開業し、業態や店名を少しずつ変更しながら本町・五稜郭エリアの食事スポットとして親しまれてきた。外国人旅行者の受け入れにも積極的に取り組み、コロナ禍が続くなかで日本への渡航を自粛せざるを得ない海外客から、今なお励ましや気遣いのメッセージが多く届いているという。社長の伊藤友美さんは「今までお世話になってきた外国人旅行者のためにも、五稜郭地区で店を続けたかった」と話すが、同ホテルが6月末で閉館したのを受け、店を閉じることとなった。

 閉店前最後の4日間となる9月7日~10日は、「ワンコインランチ&ワンコインテークアウト」と銘打ち、メンチカツプレート、カレーライス、唐揚げ弁当の3品を500円で提供する。テークアウトは電話予約可能。同11日以降も弁当などの予約が入っていることから、30日までは事前予約制でテークアウトのみ営業する。11日以降のテークアウトメニューは問い合わせが必要。

 「コロナで休んでいる間にメンチカツをとことん研究した」と話す伊藤さんは11月、道産豚のメンチカツと道南産ジャガイモのコロッケを軸にしたテークアウト総菜と弁当の店を昭和地区に出店する予定。「これまでも地元の生産者と協力しながら地元の食材を大切にしてきたので、その流れは守りたい。『テークアウトでこんなにおいしいものが食べられるの?』と言われるような、家庭の食卓を豊かにするような総菜や弁当を生み出していきたい」と次を見据える。

 営業時間は11時半~14時。

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