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函館の書店でイラストレーター・和土遼さん作品展 花と小動物テーマに

和菓子をウサギが遊ぶ様子に見立てた和土遼さんの作品

和菓子をウサギが遊ぶ様子に見立てた和土遼さんの作品

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 丸井今井函館店(函館市本町)6階の書店「函館栄好堂」で10月21日、函館のイラストレーター・和土遼(かづちりょう)さんによる初の作品展が始まった。

水彩と色鉛筆で描いた作品約20点を展示する

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 和土さんは、油絵が趣味だった祖父の影響で子どもの頃から絵を描くのが好きで、「大人になってからも独学でイラストを描き続けてきた」という。2019年にイラストレーターとしての活動を始め、会社員として働きながらイラストの受注や販売をしている。今回の作品展では、季節の花々を独自の世界観で描いた絵画と、丸々としたウサギやネズミが楽しげに遊ぶ様子を描いた絵画など、水彩と色鉛筆で描いた作品約20点を展示する。

 今回の作品展は、ツイッターがきっかけで決まった。和土さんが依頼を受けて描いた年賀状用のイラストをツイッターで見てから「陰ながら応援していた」という函館栄好堂の担当者が、同店の3周年企画に合わせての開催を持ち掛けた。石井明子店長は「地元の企業として、函館・道南で活動する人を応援したい。今回、『函館でイラストの展示をしてくれる場所はあるのだろうか』との和土さんのツイートを目にして、ぜひ力になりたいと思った」と話す。同店と和土さんをつなぐきっかけとなった、函館山をネズミに見立てた年賀状用イラストの原画も展示。展示作品の一部を複製したポストカードも販売する。

 「来年は絵本を作るのが目標」と話す和土さんは「嫌なニュースも多いので、絵を見て少しでもほんわかした気持ちになってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間内(10時~19時)は自由に観覧できる。11月14日まで。

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