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函館の喫茶店が「幻のキャビアアイス」 希少品種をコロナ禍の息抜きに

希少品種「スターレット」を使った「幻のキャビアアイス」

希少品種「スターレット」を使った「幻のキャビアアイス」

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 北海道函館市の「喫茶CANVAS(キャンバス)」(函館市本町)が10月、キャビアの中でも希少な高級品種「スターレット」を使った「幻のキャビアアイス」(2,000円)の提供を始めた。

 「コロナ禍で楽しみが減り心身が疲れている人に、せめて自分へのご褒美として最高級の食材を食べてほしい」と、魚卵が身近な函館でもなじみが薄いキャビアに着目。さまざまなキャビアを取り寄せて食べ比べ、ラトビアに本社を置くキャビア専門メーカーの製品を選んだ。「皮が柔らかく塩分も控えめで、キャビア本来の優しい味わいが決め手になった」という。「チョウザメを養殖場で育て、何度でもキャビアを採取できるように開腹せず産卵させる手法を確立するなど、絶滅危惧種を保護する姿勢にも共感した」とも。

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 アイスに使う「スターレット」は、同メーカーが扱う中でも最高級のキャビア。世界一小さいチョウザメからのみ採取でき、食味の良さからかつてはロシア皇帝やヨーロッパ諸国の貴族らが好んで食べたとされる。乱獲が続いたことから長年捕獲が禁じられていたが、養殖技術の確立によって供給できるようになった。

 同店はこのスターレットをアイスの表面にトッピングし、オリジナルのチーズ風味のアイスの中にもキャビアを練り込んだ。キャビアの薄い塩味とプチプチとした食感がアイスの甘みを引き立て、味わいの変化が楽しめる。「世界三大珍味にふさわしい高級感を演出したい」と、アイスを盛り付ける器はクリスタルガラスにした。金属製のスプーンを使うとキャビアを口に入れた時の味わいが変わってしまうため、貝で作ったスプーンを添えて提供する。国内販売元のモトラジャパンによると、スターレットを使ったキャビアアイスを提供する飲食店は道内初で、喫茶店での提供は全国初となる。

 担当者は「ごくたまにしか食べない食材だからこそ、本当においしいものを食べてほしい。キャビアに対する『皮が固い』『塩分が強い』とのイメージが覆ります」と話す。数量限定のため、予約推奨。

 営業時間は11時~17時。日曜定休。