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農場直送の芋でカラフルなフライドポテト せたな町「なな実」が函館に直営店

色合いと味わいが異なる複数品種のジャガイモを使ったフライドポテト

色合いと味わいが異なる複数品種のジャガイモを使ったフライドポテト

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 北海道せたな町の農業生産法人「なな実」が11月1日、農場直送のジャガイモとフライドポテトなどを販売する直営店「じゃがいもファクトリー」(函館市五稜郭町)をオープンする。

函館市内に初めての直営店を出店する「なな実」の高松利彰社長

 色合いや味が異なる25品種のジャガイモを生産する自社の強みを生かした商品展開が特徴で、ノーザンルビー、男爵、シャドークイーンの3品種を細切りにして揚げたフライドポテト「トロワフリット」(400円)、最大20品種が入る皮付きのフライドポテト「彩りポテトフライ」(400円)、日替わりで違う品種が楽しめる「本日の蒸かし芋」(200円)などを用意。1月ごろまでの期間限定で、3品種で作るポテトチップス「トロワポテチ」(Sサイズ350円、Mサイズ500円)も販売する。店内の壁には20品種以上のジャガイモを味の特徴やおいしい調理法などを記した紙と共にディスプレーし、量り売りする。

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 同社が函館に店を構えるのは今回が初めて。これまでも生産から消費者への直接販売までを一貫して手掛けたいとの思いを持ち、冷凍販売する加工品の製造や催事出店などに取り組んできたが、人手やノウハウ面で課題があり、常設店の出店には至らなかった。今回、市内で飲食業などを展開するオールスパイス(五稜郭町)の協力を得て、同社の既存店「ポケットピザ」に併設する形で直営店を開くことになった。販売などの実務もオールスパイスが担う。

 9月・10月には両社が協力して「トロワフリット」「トロワポテチ」をイベントで先行販売し好評を博したという。オールスパイスの田中知美社長は「彩りの『映え感』に興味を持って買ったお客さまが、『おいしかったのでもう一つください』と戻ってきてくれるケースがとても多かった。大いに手応えを感じている」と振り返る。すでに全国各地のバイヤーからも注目を集めており、北海道物産展への出店の打診が複数あるという。

 なな実の農場に何度も通い、高松利彰社長の作業風景を見学したという田中さんは「芋は道民にとって身近すぎる存在だが、こんなにも手を掛け、苦労しながら作られていることを知った。その場に行って、見て、感じたことを踏まえて、せたな町にこんな生産者がいて、こんなにおいしい芋が作られていることを発信していきたい」と話す。

 営業時間は11時~18時。木曜・第1水曜定休。