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函館・七飯の豆腐店が節分に「はこだて福豆豆腐」 邪気払いに願いを込めて

豆腐店の店主らが協力し合って育て、収穫した大豆で作る「はこだて福豆豆腐」

豆腐店の店主らが協力し合って育て、収穫した大豆で作る「はこだて福豆豆腐」

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 函館市と七飯町の豆腐店などで構成する函館豆腐油揚組合は2月2日と3日、大豆の栽培から製造までを一貫して手掛けた限定商品「はこだて福豆豆腐」を販売する。

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 同組合は2018年度から、組合加盟の豆腐店店主らが自ら育てた大豆を使ってプレミアムな豆腐を作り、冬季に限定商品として販売する取り組みを続けてきた。本年度も市内の農場の一角で「鶴の子大豆」を栽培し、10月に収穫。組合加盟店のうち4店でこの豆を使った寄せ豆腐を作り、節分に合わせて「はこだて福豆豆腐」として売り出す。

 「『白い豆腐には邪気を払って身を清める力がある』との言い伝えがあり、古来日本では節分と立春に豆腐を食べる風習があったとされる」と同組合。今回は使用する大豆の祈とうを湯倉神社(湯川町)で行い、さらに縁起を担いだ。

 価格は300グラム入り=500円。堂守豆富店(中島町、TEL 0138-51-3537)、佐々木豆腐店(宝来町、TEL 0138-22-6732)、ツチヤ(花園町、TEL 0138-31-6668)、日乃出食品移動販売車「Jimo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」(七飯町緑町、TEL 0138-64-0853)、勝田商店(七飯町大川、TEL 0138-65-6422)で販売する。数量限定のため、各店で予約を受け付ける。

 同組合の理事長を務める日乃出食品の工藤英洋社長は「この地域には本当においしい食材を作る生産者がおり、私たちはその素材を豆腐という形にしてお客さまに届けるのが使命。今回は豆腐店自らが豆を育てた福豆豆腐を食べていただき、この地域の魅力を存分に感じてもらえたら」と話す。

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