道南いさりび鉄道が3月10日、全国各地の第三セクター鉄道の車両を描いたクリアファイル「三セク鉄道物語」を発売した。
全国40社が加盟する第三セクター鉄道等協議会が、昨年発売した「鉄印帳」に続く共通グッズ第2弾として製作。表には40社の鉄道車両の先頭部のイラストを配し、裏には各路線の位置を示す日本地図をデザインした。原画は、鎌倉市在住の日本画家、村田林蔵さんが「台風災害などで厳しい状況に置かれている第三セクター鉄道を少しでも応援したい」との思いを込めて描いたという。道南いさりび鉄道は、春から秋にかけて沿線に咲く花々をイメージした山吹色の車両が描かれた。
道南いさりび鉄道の担当者は「間もなく開業5周年を迎えるので、少しでも知名度アップにつなげたい。当社のほか全国の第三セクター鉄道各社で販売するので、裏の路線図を見て各地の路線を知り、いつか乗りに行ってみよう、その土地に行ってみようと思ってもらえたら」と話す。
A4サイズで、価格は400円。五稜郭駅の売店(6時~19時)と若松町の本社窓口(9時~17時、土曜・日曜・祝日休み)で販売する。郵送での通信販売にも対応する。