函館市内および近郊の飲食店とキッチンカーを集めた「フードマーケット in ハコニワ」が5月8日、五稜郭駅前のオープンスペース「ハコニワ」(函館市亀田本町45)で始まった。
地域プロデュースを手掛けるハコダテミライカモン(大手町)が「イベントの中止が続き、桜の時期にも出店できなかったことで打撃を受けている事業者の助けになれば」と企画。飲食店とキッチンカー合わせて21店が一部日替わりで出店する。
キッチンカーは、「はこだて海の教室実行委員会」が1日から販売を始めた新グルメ「函館ブリたれカツバーガー」をはじめ、ラーメン、たこ焼き、クレープ、ジェラート、その他軽食などがそろう。キッチンカーを持たない店はテントで出店し、肉料理、海鮮やきそば、総菜類などを提供する。子どもたちにも楽しんでもらうため、クラフト作家によるものづくり体験ブースとおもちゃ店も出店する。
ハコダテミライカモンがコミュニティづくりの一環として取り組むテントサウナが体験できるコーナーも設置。仮設足場を組んで外から見えないように仕切ったブース内に、8人用と4人用のテントサウナ、水着に着替えるための更衣用テント、水風呂、休憩用の椅子を置き、希望者に体験してもらう。体験は予約制で、インターネットの専用ページ(https://reserva.be/miraicomeon)で申し込みを受け付ける。
30日まで、毎週土曜と日曜に開催。開催時間は11時~17時。16日は「音楽で空間と時間をデザイン」をテーマに、13時から生演奏を披露する。コロナの影響で出演機会がなくなった団体から「出演できないか」との問い合わせも寄せられており、社長の矢田項一さんは「出演したい個人や団体がいればぜひ相談してほしい」と話す。