函館在住のフリーライター、伊藤尚さんの初めての写真展「今日も空を見上げる」が11月23日、函館国際ホテル(函館市大手町)のギャラリーカリヨンで始まった。
函館市公式観光情報サイト「はこぶら」の公式インスタグラマーや江差観光ふるさと大使としてSNSで積極的に写真を発表している伊藤さん。コロナ禍をきっかけに「密にならず楽しめる」と昨年春から本格的に風景の撮影に取り組んでおり、「空の写真だけでこの2年弱で約8000枚は撮影した」という。中でも力を入れているのは夕日を写した写真で、江差観光コンベンション協会が昨年実施した「江差の夕陽で総額100万円グランプリ」で優勝した実績も持つ。
「自分が撮った中できれいな写真を並べてみたら、やはり空の写真が多かった」と伊藤さん。その中からインスタグラマーとして関わりがある函館市と江差町で撮影した写真を選び、計23作品を展示した。写真と同じ場所に足を運んでほしいとの思いから、それぞれの写真には撮影した場所と日時を添えた。伊藤さんは「見ている景色は一人一人違っても空はつながっていて、今は会えない友人もきっと同じ空を見ている。この個展が、そんなつながりを思い出すきっかけになれたら」と話す。
開廊時間は9時~20時。12月12日まで。