「函館グルメサーカス2019」が9月7日・8日、はこだてグリーンプラザ・函館朝市第1駐車場で開催される。
2017(平成29)年の前回開催時には延べ約23万9000人が訪れたというビッグイベントは、昨年は北道胆振東部地震の影響で中止を余儀なくされた。8回目を迎える今回は、被災地でもあるニッタン(胆振・日高)地域が復興支援の感謝を込めて「ニッタンサンクス!フェア」を催す。2020年4月24日に白老町に誕生する「ウポポイ(民族共生象徴空間)」のPRステージや、アイヌ古式舞踏ステージ、本格厨房(ちゅうぼう)設備を備えた大型キッチンバス「nittanサンクスキッチン」が函館市に初上陸。ニッタンエリアのご当地食材を用いた料理を提供する。
今年は「青森・函館ツインシティ提携30周年」でもあることから、はこだてグリーンプラザ会場ステージ横には「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」が登場し、イベントに華を添える。ほかにも、開港都市(横浜・神戸・新潟・長崎)をはじめ姉妹都市や友好都市、函館空港から直行便で行ける東京・大阪・名古屋、東北6県や埼玉・北関東などからご当地の名物が集結。地元函館からは「マルモンターニャ」や「五稜郭(ごりょうかく)ガーデン」などが初出店を飾る。
今年初めての取り組みとして「四大グルメイベントスタンプラリー」がある。帯広のイベントはすでに終了したが、札幌では「さっぽろオータムフェスト(9月6日~29日)」、旭川で「北の恵み 食べマルシェ(9月14日~16日)」が開催される予定で、各所で配布されている応募用紙にスタンプを1市に1つ押して応募箱に投函(とうかん)すると合計140人に景品が当たる。
イベントを企画・運営する函館市観光部観光振興課の澤村立さんは「本拠地である函館の地元の人たちはもちろん、出店している地域の方々も訪れてほしい」と話す。
開催時間は10時~17時(8日は16時まで)。当日は会場周辺に交通規制が張られるが、函館駅前4番乗り場から函館市役所前までの無料シャトルバスが10分間隔で運行している。