商品の企画・開発などを手がける「EGAO(エガオ)」(函館市桔梗3)が11月11日、函館産真昆布などのだしを生かしたしょうゆ「お寿司(すし) お刺身専用 はこだて美人醤油(しょうゆ)」を発売した。
函館産の真昆布・根昆布、ガゴメ昆布、ダルス、アカモクからうまみを抽出し、カツオエキスを合わせた液体だし「極UMAMI美人」と低塩しょうゆを「特別な製法」でブレンドした同商品。液体だしの愛用者から「だし」を活用したしょうゆ製品を望む声が同社に複数寄せられたことから、「海のまち・函館らしい、刺し身やすしに合うしょうゆを作りたい」と、水産加工会社「ヤマチュウ食品」(花園町)に製造を依頼し、半年かけて完成にこぎ着けた。
EGAOでプロデューサーを務める川崎良平さんは「函館・道南の魚介には、同じく函館・道南の海藻から抽出したうまみが合うのではと考え、甘みを加えず『だし』としょうゆそれぞれの味わいをそのまま生かした。刺し身しょうゆは甘めに仕立てた商品が多いので、甘さが苦手な人にも味わってほしい」と話す。
1瓶300ミリリットル入りで、参考価格は698円(オープン)。道南ラルズが経営する「スーパーアークス」各店、無印良品シエスタハコダテ(本町)、道の駅なとわ・えさん(日ノ浜町)などで扱う。しんわの湯(北斗市東前)内の食事処では、握りずしや刺し身などのメニューに同商品を使う。
川崎さんは「そばの先につゆをちょんとつけるように、美人醤油を少しだけつけて素材の甘みとうまみを味わうのがお勧め。地元の皆さんには普段使いとして、観光で訪れた方々には土産品として活用してもらえたら。すし・刺し身専用とうたっているが、さまざまな使い方を試して食の新たな発見を楽しんでほしい」と話す。