函館の和洋菓子店「はこだて柳屋」(函館市万代町)が12月1日、仮想アイドル「初音ミク」の派生キャラクター「雪ミク」をパッケージにデザインした菓子「ロマネスク函館あそーと 雪ミクバージョン」を発売した。
函館市民に長年親しまれているパイまんじゅう「ロマネスク函館」
「ロマネスク函館」は、昭和の後期に誕生した同店の看板商品。北海道産のバターを使った生地でこしあんを包んだパイまんじゅうで、贈答用の定番として函館市民に親しまれてきた。近年になってラインアップを増やし、現在は「こしあん」「焼きチーズ」「林檎(りんご)パイ」「ホワイト」の4種類を販売している。
今回のコラボレーションは、函館市と青森県弘前市が雪ミクを活用して広域観光の推進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」に合わせた企画。初音ミクの楽曲に「ロマネスク」を含むタイトルが多いことから、同社がキャンペーンの実行委員会にコラボを依頼し、雪ミクや金森赤レンガ倉庫などの建造物を描いたキャンペーンビジュアルの使用許諾を得た。
同社専務の若杉隆之さんは「SNSで発表したところ、全国の初音ミクファンの方から『いいね』を頂き、期待の高さを感じた。店頭やネット販売でも売れ行き好調で、製造が追い付かないほど。観光キャンペーンで函館を訪れた際は、ぜひ土産として手に取ってもらえたら」と話す。
価格は、4種類×2枚の8枚入りで1,706円。本店と市内スーパーの柳屋売店、主要な土産物店で取り扱う。12枚入り、16枚入り、20枚入りも用意しており、ネット販売も行う。