函館のご当地ガールズグループ「Chu-Hapi(チューハピ)」が現在、新メンバーとして来春のステージデビューを目指す「研究生」を募集している。
北斗市公認のご当地アイドルグループとして活動した経験を持つMoeka(もえか)さんがプロデュースする同グループ。オーディションを経て昨年11月に結成され、3月に初ライブを開催してから、地元のイベントや企業向けステージへの出演、遠征ライブや主催ライブ開催など、これまでに約20本のライブパフォーマンスを重ねてきた。10月からは、地元FM局で準レギュラーコーナーも持つ。
現在のメンバーは15歳~18歳の3人。活動2年目を機に人数を増やし、「さらにパワーアップするとともに、もっとたくさんの子どもたちの夢をかなえる手伝いができたら」と研究生の募集を決めた。「新メンバー募集」ではなく研究生募集の形を取るのは、応募のハードルを下げるため。「ダンスやボーカルの経験者はもちろん歓迎するが、未経験でもやれることを今のメンバーが証明してくれたので、未経験でも『あの中に入って活動したい』と思ってくれる子は大歓迎」とMoekaさん。研究生として採用された場合は1月からレッスンを始め、5月のデビューを目指す。
「私たちとは違う得意分野を持つ新メンバーが加入してくれたら、その子も輝けるしグループとしての幅も広がる。ファン拡大にもつながると思うので、今から楽しみ」とメンバーのCua(クア)さん。Yun(ユン)さんは「チューハピの活動を始めてから、自己分析をして長所と短所を把握するなど、客観的に自分を見つめることができるようになった」と振り返り、歌やダンスの技術以上に人間的に成長できるメリットが大きいと話す。
応募条件は、歌・ダンス・モデルなど自分を表現することに興味があり、函館市内で行うレッスンに通うことができる10歳~20歳の女性。未成年者は親権者の同意が必要。Moekaさんは「一番の条件は、自分の意思で『やりたい』と思ってくれること。強い意思じゃなくてもいいので、この応募を知ってビビッときたり、ワクワクしたりする気持ちがあれば、ぜひ応募してほしい」と呼びかける。
研究生募集に合わせ、地元での芸能活動に興味がある人やその保護者などに向けた講演会を12月16日18時30分から、亀田交流プラザ(函館市美原1)で開く。Moekaさんが、幼少期から地元でモデルやアイドル活動を行ってきた半生やチューハピの活動裏話、妻や母親として生活しながら次世代の若者を育成する活動を行う理由や、そこに込めた思いなどを話す。参加無料。要予約。
応募締め切りは12月25日。応募の詳細や講演会予約はSNSで確認できる。