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函館・渡島総合振興局に「おしま食堂」 名物は懐かしの「海鮮汁焼きそば」

渡島総合振興局1階にオープンした「おしま食堂」

渡島総合振興局1階にオープンした「おしま食堂」

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 渡島総合振興局(函館市美原)1階の食堂の運営者が交代し、函館フーズプランニング(本町)が運営する「おしま食堂」が8月11日、オープンした。

昔懐かしい味をベースにした名物メニュー「海鮮汁焼きそば」

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 これまでの運営者は契約期間の途中で撤退し、振興局によるプロポーザル方式での公募を経て、「函館海鮮居酒屋魚まさ」を運営する同社が新たな運営者に選ばれた。期間は8月1日から5年間で、1年ごとに使用許可を更新する。

 名物料理は、ホタテやエビなどの具が入った「海鮮汁焼きそば」。昔は函館の中華料理店やラーメン店で多く提供されていたという「汁焼きそば」を原形にしたオリジナルメニューで、「懐かしい」という声も多い。「昔はウスターソースをかけて食べる人が多かった」「酢もかけていた」「ツブ貝も載っていた」など、昔食べた汁焼きそばの思い出を語る人も多く、高野信子社長は「皆さんの思い出や意見を取り入れつつ育てるメニューにしていきたい」と話す。

 「コメがおいしいこと」にもこだわっており、年間を通じて道南産のコメのみを使う。澤田米穀店(北斗市)に依頼し、農薬と化学肥料の量を減らした特別栽培米の複数の品種を食堂専用にブレンドしてもらっているという。

 限定メニューやコラボレーション企画なども計画しており、道がエゾシカ肉消費推進のために提唱する毎月第4火曜の「シカの日」には、北海道産ファーム(高松町)の函館産エゾシカ肉を使った料理を提供する予定。「魚まさ」での仕入れを活かした刺し身定食や、道南の生産者の食材を使ったメニューを提供したいとの構想もある。市内の飲食店の協力を得て、一日限定で特別出店してもらうような取り組みも考えているという。

 高野社長は「振興局の職員に限らず誰でも利用できるので、街のコミュニティースペースになるように育てていきたい」と抱負を語る。

 営業時間は平日の11時~14時。11時台と13時台は比較的空いているという。

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