北斗市は9月10日、市内の宿泊施設への支援策として、1泊当たりの宿泊料を最大50%(上限5,000円)補助する「ほくと宿泊施設応援事業(通称=ほくと割)」を始めた。
「ほくと割」は市内の15施設が対象で、各施設はビジネス・観光の別を問わず宿泊プランを通常の半額で販売し、通常の宿泊料が1万円を超す場合は5,000円を差し引いた価格で販売する。割引分は市が各施設に交付金として支払う。国の「Go to トラベル」や道の「どうみん割」との併用はできない。
実施期間は2021年3月31日までで、1回当たり3連泊まで利用できる。利用回数の制限は無い。期間内でも、交付金の支払いが予算の4,500万円に達し次第終了する。利用者の居住地については制限を設けないが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、道南地方と東北地方の新幹線沿線地域を主なターゲットエリアに設定した。コロナ禍の影響で各施設共、春以降は多数の宿泊キャンセルが発生していることから、市内や近隣地域に向けて「泊まって応援」を打ち出し、地域経済の活性化につなげたい考え。1泊2食付きで2,000円代で泊まれる宿もあり、SNSでは「安すぎる。タイミングが合えば泊まってみたい」「さっそく予約した」と歓迎の声が見られる。