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函館朝市で野菜を使った新メニュー「函館べジブリチャウダー」 大学生が考案

函館ベジブリチャウダーを考案した北村さん

函館ベジブリチャウダーを考案した北村さん

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 函館近海産のブリを用いたハンバーガーやラーメンなどを提供するアンテナショップ「函館朝市地(じ)ブリショップ」(函館市若松町)が12月18日、大学生が考案した新メニュー「函館ベジブリチャウダー」の提供を始めた。

函館近海のブリと地元農家の野菜を使った新メニュー「函館ベジブリチャウダー」

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 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海の課題解決に向けたさまざまな事業を展開する一般社団法人「ブルーコモンズジャパン」(旭町)が運営する同店。函館で漁獲量が急増しているブリを食文化として定着させようと、函館朝市「えきに市場」内に7月にオープン。ブリを長時間煮出して抽出したブリの濃縮エキスや、加熱したブリを乾燥させて作るブリ節を使った「函館ブリ塩ラーメン」(850円)、下処理を施してふっくらさせたブリを揚げた「函館ブリたれカツ」(250円)、函館ブリたれカツバーガー(450円)の3品を店内飲食メニューとして提供している。

 新メニューは、オープン当初からインターンとして同店で働く北海道教育大学函館校1年の北村梨紗さんが「寒い季節に体を温められる手の平サイズのメニューがあれば」と考案した。スープやお茶漬けなどさまざまな案を検討し、試作を重ねる中で「ブリと野菜の相性の良さを生かし、冬に食べたくなる味」として牛乳ベースのチャウダーにたどり着いた。

 地元の多彩な野菜を使うため、道南地域の農家とのコラボレーションも実現。今回は第1弾として白石農園(北斗市)のカボチャ、キャベツ、ホウレン草を使った。今後、野菜の種類を変えたり、他の農家の野菜を使ったりすることも検討しているという。

 高校時代に地域の食材で商品開発をする実習に取り組み、大学進学後も「地域に関わる取り組みがしたい」と考えていたという北村さん。「野菜を中心にしたヘルシーメニューが作りたい、せっかくなら農家と連携したい、考えがどんどん膨らみ、さまざまな人のアドバイスもあって完成にこぎ着けた。地域活性化や地域の関係人口を増やすことを学びたいと思って函館に来たので、自分の考えを形にする点で良い経験ができた」と笑顔を見せる。

 1杯380円。冬季営業時間は9時~13時。火曜・水曜定休。提供は3月末までを予定。

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