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函館「どぐう館長」が「ぽい捨てやめでけれー」 新たな啓発看板完成

希望する町会や事業所などに無償で配布する

希望する町会や事業所などに無償で配布する

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 函館市内の町会や各種団体などから成る「函館の街をきれいにする市民運動協議会」が新たな「ポイ捨て禁止啓発看板」を作成し、2月7日、配布を始めた。

従来のポイ捨て禁止啓発看板

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 1972(昭和47)年に発足し、海や市街地のごみ拾い活動などに取り組む同会。長年にわたり、シンボルキャラクター「くりんちゃん」がごみ拾いをするイラストを用いた啓発看板を作り、希望する町会などに配布してきた。

 新たな啓発看板は2種類。観光地の景観にマッチしやすい元町公園の写真に「ポイ捨て禁止」の文字を入れたものと、市縄文文化交流センターのキャラクター「どぐう館長」が「ぽい捨てやめでけれー」と函館弁で叫ぶ姿を描いたものの2種類。コロナ禍による行動制限がなくなり、今後も外国人観光客の増加が見込まれることから、どちらにも「ポイ捨て禁止」を意味する文言を英語・中国語(簡体字)・韓国語の3カ国語で併記した。

 市環境部環境推進課主査の佐藤弘康さんは「市内の縄文遺跡が世界遺産に登録されたことを記念する意味も込め、インパクトがあって親しみやすい『どぐう館長』を初めて起用した。まずは看板に興味を持ってもらうことで、ポイ捨て禁止への理解が深まれば」と期待を込める。

 アルミ複合版製で、大きさは縦60センチ、幅45センチ。設置を希望する町会や事業所などに無償で配布する。申し込みは同会事務局(市環境部環境推進課内、TEL 0138-85-8238)で受け付ける。

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