道南いさりび鉄道が3月26日、開業5周年を記念した記念乗車券セットと記念クリアファイルセットの販売を始める。

　北海道新幹線開業と同時に、並行在来線の江差線をJR北海道から引き継いだ同社。5周年の「大切な証し」として沿線住民やファンの手元に残してもらおうと記念グッズ開発を企画した。

　記念乗車券は、道南いさりび鉄道線全12駅を発着いずれかで網羅した硬券の片道乗車券6枚セット。台紙は2つ折りで、表紙に開業5周年のロゴ、中面に四季の風景を走る列車の写真や社名の由来となった津軽海峡の「いさり火」の写真、観光列車としても活躍する「ながまれ号」のイラストと写真などを掲載する。乗車券の有効期間は3月26日から1年間。販売数は555枚限定、1セット2,000円。

　記念クリアファイルは、春夏秋冬をイメージしたカラーの4両と「ながまれ号」のイラストを表に掲載。それぞれの色に込めたコンセプトを添え、開業5周年のロゴをあしらった。裏には、国鉄時代の「首都圏色」「急行色」を再現した列車、四季のカラーがそろった4両編成の列車、津軽海峡のいさり火を背景に走る車両の写真を載せた。表、裏とも「ながまれ号」の外装と同じく、上部に星空、下部に函館山の稜線といさり火などをデザインした。販売数は1500枚限定、1枚400円。

　記念乗車券セット、クリアファイル共に、五稜郭駅の売店（6時～19時）と若松町の本社窓口（9時～17時、土曜・日曜・祝日休み）、道の駅みそぎの郷きこない（木古内町）などで販売する。