雪に覆われた坂道を上る函館市電の写真が現在、SNSで話題を集めている。

「くれすと」さんがツイッターに投稿した縦長の写真には雪に覆われた函館山の姿も

　話題となっているのは、国内外で撮影した鉄道風景を載せるツイッターアカウント「くれすと（@KimWipes115）」さんが2月7日に発信したツイート。谷地頭電停を発車した函館市電530号車が青柳町電停へ続く急な坂道を駆け上る場面に「谷地頭始発」とコメントを添えてツイートとしたところ、660以上のリツート、4000以上のいいねが寄せられている（2月9日1時現在）。

　ツイートに対して「折り返しの電停は何か不思議な魅力が有ります」「映画のワンシーンのよう」「この電車と、この坂が函館で一番大好きです」「この風景良いんですよね」「こんな景色を日本で見られるとは」「行ってみたいねー」などのコメントがあったほか、「帰りたくなっちゃうなあ」「10代の冬を思い出して胸がギュッとなる」（以上、原文ママ）など、故郷に思いをはせる函館出身者からのコメントも寄せられた。

　函館市電について、「自分も神戸市出身なので、港街を走る環境がとても魅力的に感じる」と「くれすと」さん。「レトロな車両を何両か、観光資源兼文化遺産のような形で維持されているのも素晴らしい」と話す。

　「次に函館を訪ねるとしたら？」との問い掛けには、「悩ましいが、もう一度雪がある時季に訪ねてみたいし、新緑の季節に訪れたい気持ちもある」と答える。ツイートに多くの反響が寄せられたことについて、「鉄道好きな方以外にも、函館出身の方の引用コメントを多く頂いた。それだけ、市電が函館の原風景として皆さんに浸透していると感じることができたのがうれしい」と喜ぶ。