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自作のあみぐるみを使った「ぬい撮り」で写真展 函館・道南の四季テーマに

笹流ダム前庭広場の紅葉と自作のあみぐるみを写した作品

笹流ダム前庭広場の紅葉と自作のあみぐるみを写した作品

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 函館在住のハンドメード作家、lapis(ラピス)さんが撮影した「ぬい撮り」写真を集めた個展「Smiling*7-あみぐるみと写真展・春夏秋冬-」が現在、函館国際ホテル(函館市大手町)のギャラリーカリヨンで開催されている。

函館と近郊で撮影した「ぬい撮り」写真を集めた「Smiling*7-あみぐるみと写真展・春夏秋冬-」

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 道南各地の四季折々の風景に、その情景に合う自作の衣装を着せた「あみぐるみ」を配した「ぬい撮り」作品8点を集めた同展。「クマの顔がかわいく撮れているので一番のお気に入り」だという笹流ダム前庭広場(赤川町)の紅葉をはじめ、松前藩屋敷(松前町)の浮きアジサイ、見渡す限り雪に覆われた大沼国定公園(七飯町)など、美しい景色の写真が並ぶ。

 lapisさんは小学3年生で風景写真の撮影を始め、独学で写真を撮り続けてきた。2005(平成17)年から個展を開くようになり、着せ替えできるあみぐるみ作りを始めた2008(平成20)年以降は、風景写真とあみぐるみを個別に展示する個展を開いてきた。さまざまな場所でぬいぐるみやフィギュアを主役にした写真を撮る「ぬい撮り」が流行したのは2017(平成29)年頃からだが、lapisさんは函館在住の芸術家から「風景とあみぐるみを一緒に撮ったら面白いのでは」とアドバイスされたのを機に、2010(平成22)年から「ぬい撮り」を始めたという。

 「函館は自然が豊かで四季がはっきりしており、空気が澄んでいて空も美しい。就職で一度離れてから、風景写真を撮るのが好きな自分にとっては最高な街だったことに気付いた」とlapisさん。「函館・道南にはこんなにきれいな場所がたくさんあるんだな、と楽しんでもらえたら。同じ場所でも季節によって景色が変わるので、機会があればぜひ訪ねてほしい」と呼び掛ける。

 開廊時間は9時~20時。1月2日まで。同ホテル売店「モンモランシー」では、展示作品の一部をあしらった2022年の卓上カレンダー2種を販売している。

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